キャンプ

キャンプにおける季節ごとの楽しみ方を考える

キャンプと言えば夏を思い浮かべる方が多いのではないだろうか。確かに夏のキャンプというのは王道中の王道ではあるのだが、実際には各季節ごとに楽しめる要素がたくさんあり、1年中楽しむことができるというのがキャンプの特徴だ。

キャンプは特定の決められた時期だけではなく、年間を通じて楽しむことができるが、各季節ごとではどのように楽しめばよいのだろうか。この記事ではメリットやデメリットを踏まえつつ、キャンプにおける季節ごとの楽しみ方とは何かを説明していく。

春キャンプ

寒暖差に気を付けよう

春は真冬のような寒さがあまりないため、秋と並んで快適に過ごせる季節だ。多くの暖房器具を持っていく必要がないため、荷物がかさばらずに済む。

春の初めの時期である、3月初旬から4月中旬にかけては、キャンプ場がさほど混んでいないため、ゆったりと自分のペースで過ごせるのがメリットの一つとして挙げられる。

また、夏に比べて虫の発生が少ないため、虫を苦手にしている人にとってもアウトドアを楽しむことができるのも魅力の一つだろう。地面にマットやシートを敷く「お座敷スタイル」であっても、虫に刺されることが少ないのがメリットである。

テントの中で、自然の音を聞きながらゴロゴロと過ごすのも春ならではの魅力である。

一方、春は気温が下がりやすい日があり、地面からの冷気対策が重要だ。テントにしくマットの上に、極厚サイズの銀マットを敷くなどして冷気を遮断する工夫が必要となる。

寒暖差が大きいのは春ならではの特徴であるため、油断しないことが大切だ。電源サイトが使えるキャンプ場であれば、電気毛布やセラミックヒーターなどの暖房器具を準備しておくと、テントの中が冷えることがなくなり、暖かい状態で就寝につくことが可能だろう。

電気毛布は、ホットカーペットに比べて消費電力が低いため、他の電気器具と一緒に使うことができるのがメリットの一つである。

夏キャンプ

熱中症対策や虫対策が必須

夏になると気温や水温が上昇するため、アウトドア活動を活発に行うことができ、大自然や多くの生き物に触れ合うことができるなど、自然に対して開放的な気分を味わうことのできる季節ではないだろうか。

木登りをしたり、川で魚を捕まえたりなど、大自然の魅力を存分に味わえるのが夏キャンプの醍醐味だろう。

一方で、夏は日中暑いだけでなく、平地でキャンプを行うと気温が下がりにくくなるため、夜は寝苦しく十分な睡眠が取れない恐れも出てくる。日中の暑さに対応するための熱中症対策が必須であり、こまめな水分補給や塩気のある飴などを準備することが大切なポイントでだろう。

また、標高の高いキャンプ場を利用することで、夜は気温が下がり、快適に睡眠を取ることが可能だ。

夏は日差しがきつくなるため、紫外線対策にも入念な準備が必要になる。帽子やサングラス、日焼け止めクリームなどは必須アイテムといってもいいだろう。

また、夏の時期は数多くの種類の虫が活発に活動しているため、キャンプ中に不快な思いをしないための虫対策も重要なポイントだ。

夏場は特に蚊が大量に発生する時期であり、気温が下がり始めた夕方や夜に多く見かける。蚊を代表とする虫対策には、長袖長ズボンを着用することが最も効果的だ。肌を露出しないことで、蚊に刺されるリスクを減らすことが可能となる。

複数の蚊取り線香を準備しておくことも、虫対策には有効なため覚えておくと便利だろう。

秋キャンプ

最もキャンプに適した季節

秋は夏に比べて日中の気温上昇が抑えられるため、昼間を快適に過ごすことができるだけでなく、一年を通じて最もキャンプに適した季節でもある。

真夏のような熱中症を引き起こすリスクが少ないため、思いっきり外で遊ぶことができ、都会では味わえない自然の魅力を体感できることが秋キャンプのメリットの一つだろう。

一方で、朝晩はかなり冷え込んでくるため、防寒対策が必要になる場合がある。袋状の携帯用寝具である「シュラフ」を準備することで、テント内で暖を取ることができ、就寝中でも夜の冷え込みを感じることなく過ごすことが可能だ。

シュラフが薄手タイプのものしかなく、朝晩の冷え込みに対応しきれない場合は、シュラフの下に段ボールや銀マットを敷いたり、フリースなどの防寒着を重ね着することで暖を取る工夫をこらしてみるのもいいだろう。

また、秋キャンプを楽しむ際に考慮しておく点として「夜露対策」が挙げられる。これは日中に、椅子やテーブルなどのキャンプ用品を外に置いたままにしておくと、夜露の影響で濡れてしまうリスクがあるためだ。

キャンプに持ってきた荷物は、スクリーンタープの中に入れておくか、オープンタープの下に入れておくことで夜露を受ける可能性を低くすることができるため、覚えておくと便利でだろう。

寒さ対策に自信がない場合は、電源サイトを有効に活用し、電気で暖をとる方法もあるため、状況に応じてうまく使い分けるといいだろう。

冬キャンプ

玄人が好む寒い冬のキャンプ

冬は夏に比べて圧倒的にキャンプ場の利用者が少ないため、のびのびとキャンプそのものを楽しめることがメリットの一つである。

冬場は天候に恵まれることが多く、空気がきれいで虫の発生もほとんどないことから、ベテランが冬キャンプを好む傾向がある。

利用者が少ないため、キャンプ場の予約も冬が最も取りやすいのが特徴の一つとして挙げられる。週末にキャンプ場を利用したい場合、週間天気予報などの情報を通じて「晴れ」であることを確認できてから予約を入れても十分に間に合うのがメリットの一つである。

冬は気温が低くなる影響で、飽和水蒸気量も同様に少なくなる傾向がある。水蒸気に含まれている「ほこり」や「チリ」などの不純物が相対的に少なくなるため、冬は空気が澄んでいるというメカニズムである。

冬場は薪も乾燥しやすい時期であるが、水分が少ないために火がつけやすく、煙も出にくくなるのが特徴的である。一方で空気が乾燥している分、火の燃え移りが一気に広がっていくため、火の元の取り扱いには十分に注意しておくことが大切なポイントだ。

キャンプ場があまりにも寒い場合、ガスに火が付きにくい弱点がある。ガスは寒さに弱い性質を持っているため、冬キャンプでガス缶を使用する場合は「寒冷地仕様」のものから選ぶようにすると便利である。冬は寒いため、防寒対策をばっちりと行っておこう。

不便を楽しむことがキャンプの魅力

キャンプは四季を通じて開催できることが理解できた。一方で、季節ごとにメリットやデメリットも存在することから、それぞれの特徴を理解してキャンプに臨むことが大切である。

キャンプは都市部にはない「不便さ」を楽しむ場であるが、事前準備がしっかりとできているかどうかでキャンプの楽しみ方が変わってくるため、しっかり計画を立てていこう。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)